K岡:とうとうこの週末に、講座は最終回のプレゼンが終わりましたね。仕事を終えて大学へ急ぐのは正直しんどかったけど、若い人(僕もこんな言葉を使う歳に なりました)に混じって、授業を聞いたり、議論をしたりするのはなかなか得難い経験でした。Sさんは講座全体を通してどんな感想を持ちましたか?特に印象深いでき事とか、紹介して頂けますか?
S:そうですね、私にはこの講座の魅力はまさに仕事を終えてすぐ大学へ急ぐというよう な「非日常」の生活ですよね。
去年もそうだったですが、この講座毎年いろんな思わぬでき事があるので、内容が同 じでも、新鮮さが変わらない。
また、いろんな経験を持つTAの方がいるので、とても勉強になります。本当は自分の勉強のために参加させていただいているので、終わるごろ自分も単位取得した感じ!
一番印象深かったことは、受講生よりも熱いTAたちの姿ですね。
例えば荻原先生が授業前に模擬授業を行い、ほかのTAから意見を取り入れて、深夜まで資料づくりしたこと。
我チーム2のS山さんは、夜の打ち合わせにおにぎりや焼き鳥を買ってくれたこと。。。本当に感心しました!
K岡:なるほど。
個性的な人がたくさんTAとして参加されてますもんね。
僕は今回初めてこの講座にTAとして参加したんですが、Sさんは何回目でしたっけ?この講座の非常にユニークな点の一つとして、我々含め多くの社会人が講師やTAとして参加している点があります。それは、柴田さんの人的ネットワークに負うところが大きいとは思いますが、それにしても、これだけ多くの社会人が時間をやりくりして参加している理由って、何なんでしょうね?
S:私は2回目ですね。うん、そうですね、柴田さんの「魅力」はすごいですよ(笑)
もちろん柴田さんに「惚れて」参加した方も多いですが、私はそれにプレス自分の勉強になると思って、参加しています。
ここでいう勉強は知識だけではなく、素晴らしい方々に触れて、少しでも近づけたらと密かに思っています。
受講生も講師やTAから知識だけではない何かを学んでもらえたらいいなと思います。
K岡:ところで、Sさんのお仕事ってどんなことされるんですか?この講座の受講生は、就活を終えたタイミングの学生が多いこともあり、学生は「社会人」「仕事」に結構、興味を持っているように思いました。「仕事を楽しんでいる社会人像」というのは、学生には憧れる、眩しい存在かと思うので、周さんがどんな風に仕事を楽しんでいるか、紹介していただけるとうれしいです。
S:私はマーケティングの仕事しています。荻原さんの講義のような楽しい面もあれば、泥臭い作業もありますよ(笑)
うん、仕事を楽しむのは一番理想的ですが、現実にはなかなか難しいですね。
もちろん楽しい部分もありますが、そうでない部分を含めて、仕事になるので、受け止めざるを得ないね。私の場合は、楽しいよりもやって自分のためになてるかどうかを重視するので、常に
いろんな仕事をやってみたいと思う。
どうせやるなら、楽しくやったほうがいいので、気楽に仕事をしていますよ。
K岡:そうですか。
Sさんは、中国から(?)19歳の時に来日し、日本の大学に入学されたと聞きました。すごく大きな決断だったと思うのですが、何が周さんをそうさせたんでしょうか?また、海外の大学に進学するにしても、いろいろなオプションがあったかと思いますが、どうして日本の大学を選んだんですか?
S:えーと、この話題は「説来話長」ですよ。日本の大学に来たのはある縁が理由でした。
大げさかもしれませんが、その縁は私の一生を変えてしまったね(笑)
留学すること自体はずっと前から考えたので、それほど難しいことではなかった。
ただ、当時大卒してない人は海外行くのが難しかったので、同じ留学生の中でもわりに若かった。いろいろ大変なこともあったが、若いときに来てて本当に良かった。日本でも「可愛い子を旅させる」というよね。私も、将来子供がいったら、10代から海外で生活させたいです。
K岡:僕が高校生だった時には、海外の大学に行くなんて全然考えもしなかったので、単純にすごいなぁと思ってしまいます。今度、その「説来話長」(意味はなんとなく分かります)を聞かせてもらいましょう。
最後に、もう一つ。どうして、メルアドがLucyなの?
S:Lucyは英語の名前だよ。中国人は大体英語の名前を持っています。私の名前は中国語でZhouという発音ですが、日本語も英語もこの発音がないので、発音し難いです。
なので、Lucyの方が簡単で、欧米人の友達が殆どLucyで呼んでいます。
K岡さんは英語の名前がありますか?
K岡:僕は外国の同僚からは「Tad」と呼ばれています。
「忠彦(Tadahiko)」からとってきました。いろんな国の人にいくつかの候補(「hiko」とか「Kat」とか。。。)を挙げて、一番読みやすいと言われたものを使っています。