続いて、荻原先生からマーケティングについての講義がありました。
■マーケティング(荻原)
皆さんMKTは初心者ですね。
マーケティングの基本的な考えを理解することが目的
(個人的には「皆が眠らない」講義をすること)
マーケティングの定義>
「売れる仕組み」を作ること=「利益を得る」ための仕組み作り
→どう作るか?(カギの絵のあるシートがポイント)
①ケーススタディ
Q1>駒場東大駅前でお弁当屋さんを開店:どうやってメニューを決める?
A>友人にリサーチ、価格で勝負、生協の情報提供、全国のお弁当をまず食べてみる、よその大学の前で売れている弁当屋の真似をする
ステップ1:市場分析(3Cで)。先ほどの課題でも、競合分析の不足を突っ込まれたチームが多かった。
3C以外のフレームワークFW:SWOT分析(強み、弱み、機会、脅威の内外要因分析)
Q2>6つの客層(セグメント)があった(主婦、外国人、高齢者、学生、男性会社員、女性会社員)→どこを狙う?
A>①メインは学生+固定客化も考え主婦もサブターゲットに、②学食などの競合も大井ので、女性向け?(高級住宅街もあるし)、③ファミリー向け(季節変動が少ないのでは?+単
価も高い)
→ターゲット顧客を決める。(規模、成長性、利益率、→自社の強みや競合の状況)
Q3>どんなメニューを提供する?
A>①運動部員向け、超ボリューム弁当、②会社員男性に夕食と朝食をセットで販売、③年寄り向けの健康食、④有機(集中力をつけたい人へ)、⑤留学生向け各国料理、⑥美白弁当
、むくみ取り弁当などテーマ別
(3)商品のポジショニング=ターゲット顧客に自社商品の魅力を認知させる
値段やこだわりなどの軸で整理
ポジショニング案の提示(セグメント別)
Q4>ターゲット顧客:学生、商品:ボリューム重視の低価格弁当
どうやって売る?
A>①東大ブログ等で宣伝、②割引、ポイント、③当たり付き(もう一個)、④話題作り(可愛い子?イケメン?店のインテリア?)
→マーケティング戦略を考える(4P)4Pと自社の強み、競合を組み合わせて考える
(4)まとめ:売れる仕組みを作るための4つのステップ
市場分析(3C、SWOT)→ターゲット顧客決定(事業コンセプト)→商品ポジショニング(事業コンセプト)→マーケティング戦略(3C×4P)
つまり「だれに、何を、どうやって」を考え、「売るのではなく、売れる仕組みを作る」
FWの使い方:新規事業では方向性を決める、既存事業では課題発見と対策作りに
マーケティングとは消費者と開発者の橋渡し役(顧客満足↑で自社利益も↑)
日常での使い方:就職(転職)活動、恋愛←3C活用
参考図書>シラバス+ネットで提供(アカデミック系、実務系、ビジネス小説)
おまけ「マーケティングは愛」高橋朗著
(5)本日の課題
ケースを読んでザインの成功要因を分析する(マーケティング力について)
Q>各FWの要素などに優先順位はあるか?:ケースバイケース
Q>ポジショニングで軸が3つ以上ある場合は?:分かり易いことは重要、軸に優先順位をつけると良い。
Q>分析の結果に確信を得られる方法は?:ビジネスの難しさは「正解」がないこと、環境変化で結果も変わる。
Q>SWOTの後で使う方法は?:弱みを補強、あるいは強みを伸ばすなどいろいろな経営判断がある。
フィードバック講義やメールでもフォローします。
柴田>今日はまだ突っ込みが優しかった。使う時間は他の講義やプライベートとバランスをとって。
(監修:
荻原 文:TAごっちゃん 写真:かねきよ/Blogサポーター)
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