次に
▲岡橋先生から財務・会計について、講義をしていただきました。
課題図書を読んだ方は?→大勢挙手で感心!
生徒からのインプットによるインタラクティブな授業を(質問してね)
①講義の構成:全4回、前半:財務・会計の基礎(財務諸表の使い方)とザインの分析
後半:予算作成、CF計算書(自分たちのビジネスモデルで)
②講義の目的
③財務諸表の種類:PL、BS、CFの3種
④PL:会社の1年間の成績表(1年間でいくら稼いでいくら使ったか)会社全体の成
績 ザインの2005年の実績で説明
会社:利益=売り上げ-費用(ベンチャーで2663百万円経常利益は立派)
・営業利益:売り上げ-売上原価(材料費+製造に関わった従業員の人件費、経費
など)-販売費および一般管理費(研究開発費含む)
・経常利益:営業利益+-営業外損益
・純利益=経常利益-特別損益、法人税
業界、企業によってコスト構造が違うため、どの利益を重視するかも変わってくる。
★ザインはファブレスだがいったん買い入れてから販売するため原価が高い。
売り上げ原価と販管費を区別する理由:変動費と固定費の違いが大きい
慣れてくると無味乾燥な数字から背後にあるストーリーが見えてくる
・分析方法:費用の性質を分類(変動的か?)→前年、2年前のデータと比較→売
り上げに対する各費用の比率を分析(同業他社と比較 例>ザインとエルピーダ)→製
品ごとのコスト構造を検証(不採算製品のコスト構造をどうする?、高採算製品へのシ
フト割合)
・まとめ
売り上げを上げるには?:市場規模×市場成長率×市場占有率
→ビジネスモデルの発表でニッチを上げるチーム多かったが、よほど市場を理解
し、市場占有率を上げないと収益が得られない。
費用を下げるには?:原価(1個当たり原価×売り上げ個数)+人件費(給与×
人件費)+その他費用(削減の可否)
例>広告費用:TV広告の費用対効果(ハイリスク)
今後の課題でも売り上げ↑と費用↓を常に考えて
⑤BS:会社の財産構成
・資産=負債+資本
資産:会社の資金の使い道(現金、売掛金、在庫、固定資産など)
負債、資本:会社の資金調達状況
・例>会社を作りたい時:手持ち資金の500万はどこに入る?→資本に入る→資産
の現金に入る/設備購入に5000万円を借り入れ→負債5000万円+有形固定資産
に5000万円
・例>ザインのBS:資産、負債、資本はさらに分類される。
Q>在庫とは?:原材料、仕掛品、製品
Q>買掛金とは?:これから支払うお金
資産:流動資産(現金、売掛金、在庫、その他)、固定資産(有形、無形、そのほか
)←ザインはファブレスなので有形固定資産小さい
負債:流動負債(短期借り入れ:ザイン0!、買掛金)、固定負債(長期借入金:ザ
イン0!)
・BS評価
ROA=純利益/総資産
負債比率=負債/自己資本(1以上はリスク高い。ザインは0)
棚卸し資産回転率=売上原価/在庫
安全性評価(リスクを読み取る)
負債と資本の比率
売り掛け債権=回収リスク(相手の信用リスク)相手の売掛金の変動にも注意
在庫=陳腐化リスク
←リスクコントロール
売掛金→前払い、売り掛けの時系列管理、債権の割引
在庫→在庫の時系列管理、生産調整で最適在庫を目指す
Q売掛と相手の買掛のクロスチェックは?A実際には難しい。
・黒字倒産:PPT資料を読んでね
・まとめ
⑥CF:現金がいくらか(次回説明)
⑦次週の課題(ザインのケースで5年間の財務諸表で経営戦略、新規投資とPL上への
影響、結果としての現在のザインのS,Wを分析
5。発表のフィードバック回覧(荻原)
(監修:
岡橋 文:TAごっちゃん 写真:かねきよ/Blogサポーター)
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