東大アントレプレナーシップ論~世界一の講座にしよう!~
2007-04-09T09:49:39+09:00
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東大先端研で行われる短期講座「アントレプレナーシップ論」での3ヶ月を記録するブログです。
Excite Blog
今年度はオープンスクール形式です!
http://entreblog.exblog.jp/6710548/
2007-04-09T09:49:39+09:00
2007-04-09T09:49:39+09:00
2007-04-09T09:49:39+09:00
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お知らせ
詳細はこちらをご覧ください。
また、昨年度の卒業文集が出来上がりました。]]>
リレー式インタビュー⑤~「これからどこにいこうかなぁ~」~
http://entreblog.exblog.jp/5408887/
2006-08-03T21:51:00+09:00
2006-08-04T12:10:57+09:00
2006-08-03T21:51:42+09:00
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コーヒーブレイク
K岡:とうとうこの週末に、講座は最終回のプレゼンが終わりましたね。仕事を終えて大学へ急ぐのは正直しんどかったけど、若い人(僕もこんな言葉を使う歳に なりました)に混じって、授業を聞いたり、議論をしたりするのはなかなか得難い経験でした。Sさんは講座全体を通してどんな感想を持ちましたか?特に印象深いでき事とか、紹介して頂けますか?
S:そうですね、私にはこの講座の魅力はまさに仕事を終えてすぐ大学へ急ぐというよう な「非日常」の生活ですよね。
去年もそうだったですが、この講座毎年いろんな思わぬでき事があるので、内容が同 じでも、新鮮さが変わらない。
また、いろんな経験を持つTAの方がいるので、とても勉強になります。本当は自分の勉強のために参加させていただいているので、終わるごろ自分も単位取得した感じ!
一番印象深かったことは、受講生よりも熱いTAたちの姿ですね。
例えば荻原先生が授業前に模擬授業を行い、ほかのTAから意見を取り入れて、深夜まで資料づくりしたこと。
我チーム2のS山さんは、夜の打ち合わせにおにぎりや焼き鳥を買ってくれたこと。。。本当に感心しました!
K岡:なるほど。
個性的な人がたくさんTAとして参加されてますもんね。
僕は今回初めてこの講座にTAとして参加したんですが、Sさんは何回目でしたっけ?この講座の非常にユニークな点の一つとして、我々含め多くの社会人が講師やTAとして参加している点があります。それは、柴田さんの人的ネットワークに負うところが大きいとは思いますが、それにしても、これだけ多くの社会人が時間をやりくりして参加している理由って、何なんでしょうね?
S:私は2回目ですね。うん、そうですね、柴田さんの「魅力」はすごいですよ(笑)
もちろん柴田さんに「惚れて」参加した方も多いですが、私はそれにプレス自分の勉強になると思って、参加しています。
ここでいう勉強は知識だけではなく、素晴らしい方々に触れて、少しでも近づけたらと密かに思っています。
受講生も講師やTAから知識だけではない何かを学んでもらえたらいいなと思います。
K岡:ところで、Sさんのお仕事ってどんなことされるんですか?この講座の受講生は、就活を終えたタイミングの学生が多いこともあり、学生は「社会人」「仕事」に結構、興味を持っているように思いました。「仕事を楽しんでいる社会人像」というのは、学生には憧れる、眩しい存在かと思うので、周さんがどんな風に仕事を楽しんでいるか、紹介していただけるとうれしいです。
S:私はマーケティングの仕事しています。荻原さんの講義のような楽しい面もあれば、泥臭い作業もありますよ(笑)
うん、仕事を楽しむのは一番理想的ですが、現実にはなかなか難しいですね。
もちろん楽しい部分もありますが、そうでない部分を含めて、仕事になるので、受け止めざるを得ないね。私の場合は、楽しいよりもやって自分のためになてるかどうかを重視するので、常に
いろんな仕事をやってみたいと思う。
どうせやるなら、楽しくやったほうがいいので、気楽に仕事をしていますよ。
K岡:そうですか。
Sさんは、中国から(?)19歳の時に来日し、日本の大学に入学されたと聞きました。すごく大きな決断だったと思うのですが、何が周さんをそうさせたんでしょうか?また、海外の大学に進学するにしても、いろいろなオプションがあったかと思いますが、どうして日本の大学を選んだんですか?
S:えーと、この話題は「説来話長」ですよ。日本の大学に来たのはある縁が理由でした。
大げさかもしれませんが、その縁は私の一生を変えてしまったね(笑)
留学すること自体はずっと前から考えたので、それほど難しいことではなかった。
ただ、当時大卒してない人は海外行くのが難しかったので、同じ留学生の中でもわりに若かった。いろいろ大変なこともあったが、若いときに来てて本当に良かった。日本でも「可愛い子を旅させる」というよね。私も、将来子供がいったら、10代から海外で生活させたいです。
K岡:僕が高校生だった時には、海外の大学に行くなんて全然考えもしなかったので、単純にすごいなぁと思ってしまいます。今度、その「説来話長」(意味はなんとなく分かります)を聞かせてもらいましょう。
最後に、もう一つ。どうして、メルアドがLucyなの?
S:Lucyは英語の名前だよ。中国人は大体英語の名前を持っています。私の名前は中国語でZhouという発音ですが、日本語も英語もこの発音がないので、発音し難いです。
なので、Lucyの方が簡単で、欧米人の友達が殆どLucyで呼んでいます。
K岡さんは英語の名前がありますか?
K岡:僕は外国の同僚からは「Tad」と呼ばれています。
「忠彦(Tadahiko)」からとってきました。いろんな国の人にいくつかの候補(「hiko」とか「Kat」とか。。。)を挙げて、一番読みやすいと言われたものを使っています。]]>
リレー式インタビュー④~「冷静と情熱のぶつかり合い」~
http://entreblog.exblog.jp/5328040/
2006-07-23T20:41:00+09:00
2006-08-03T22:07:11+09:00
2006-07-23T20:41:05+09:00
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コーヒーブレイク
I戸:私の勤める会社は昨年まで、いわば親方日の丸の”官”の会社でした。民営化したとはいえまだまだな会社です。そこで、ぜひ正反対の”民”の会社の方に お話を聞いてみたいと思い、中でもIという外資系?の企業にお勤めのK岡さんにお願いした次第です。
K岡:僕はIに転職してから2年程度ですし、知的財産部門というマイナーな部署に所属しているので、「外資系の会社員」という一般的な認識からは外れてしまうかもしれませんが、思いのままにお答えしますね。
I戸:ありがとうございます。ではさっそくご質問です。”民”といえば成果主義ではないかということで成果主義に絡んだことについてお尋ねします。(ちなみに私の会社では、まもなく成果主義が導入であります。)成果主義の導入には人を評価することがさらに求められます。チームでのやりとりなんかも評価する要素だと思います。人を評価する、あるいは評価される点において、K岡さんが意識していることなどあれば教えてください。
K岡:まず、「”民”といえば成果主義」という発想自体が僕にとってはかなり新鮮です。会社で「ここは民間企業である」なんて意識したことありません。あまりに当たり前すぎて。。。
また「成果主義」も殆ど意識したことがありません。これは僕が会社で評価する立場にないからかもしれません。また、僕の仕事は最終的に上司に評価されているのかもしれませんが、「評価されていること」は殆ど意識しません。
それから、成果主義といっても、人物を評価するわけではなく、その人の仕事の成果を評価する点を誤解してるとマズイことになると思います。
僕のやっている知的財産の仕事は、なかなか定量的な評価が難しい仕事です。正直なところ、マネージャも僕の仕事を適切に評価することは不可能と思います。
なので、そんな当てにならない評価はあまり気にせずに、与えられた状況の中で最善を尽くして仕事するように心がけてます。NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」って番組を観て、「やっぱり仕事はそうだよなぁ」と自分自身でモチベーションを高めています。
I戸:確かに、評価にとらわれることなく自分が自分らしくベストをつくすことが一番ですね。同感です。まっこの講義を受けているみんなは自分にぶつかり合い、自分に向き合っている人ばかりだからなせるのかもしれませんね。いい意味でうまく軌道修正が出来る人たちばかりかなと。
では、次の質問に移りますね。今回の講義でTAという立場だと、短期間で学生さんチームを把握し、チームをサポートしていると思います。学生さんの特徴をつかみ(いい意味で評価する)、どうサポートしていくかという経験をされて、会社のリーダーという立場に照らし合わせた場合に、ここまでで何か得たものなどがあれば教えてください。
K岡:うーん、なんか難しい質問ですね。
僕は短時間で誰かと仲良くなるのが苦手です。この点、I戸さんを見てるとすごいな、と感じます。はい。学生に迎合する性分でもないので、まあマイペースでやってます。
I戸:そういっていただくと光栄ですがボクもこんな人間になるまでには紆余曲折がありましたから(笑)ピカソの青の時代から赤の時代のように、クールな時代から熱い時代へってな感じで。これも社会に入り、いろいろな人と知り合えたからなのかも知りません。ちょっと意味不明ですかね。失礼しました。
K岡:いやいやいいですよ(にがわらい)まぁ、ここに集まる学生は前提として共通目的(ビジネススキルを付けよう)を持っているので、それをリードするのは比較的容易です。一方、会社のような組織では従業員の働く意識、働く目的は様々で、これをまとめるのは非常に難しいと感じます。
TAやったことが会社で役に立つことは、短期的には特にないんじゃないでしょうか?スイマセン、なんか消極的な答えで。。。
I戸:え?チーム3メンバーはみんな共通目的があったんですかね。チーム4は今でこそですが、ここまで至るのに逆に会社以上にいろいろ試行錯誤した気がします。
確かに会社はプロジェクトチームであれば、共通目的は生みやすいのかもですが、課やグループでは、おっしゃるとおり難しいでしょうね。ボクは、この点について何か共通点はないか探しながら、TAをやらせていただいているって感じです。おかげさまでチーム4のTAだったことやHさんやK子さんと同じチームTAだったことがすごく勉強になったと思う日々であります。
K岡:チーム3は、僕の見るところ、非常にまとまりいいですね。みんな素直で、(少し素直過ぎるかもしれません)チームを見守るおっちゃんとしては、かわいいなぁと思ったりしています。
I戸:では、次の質問にうつりますね。K岡さんは弁理士というスゴイ資格をお持ちですが、一方で、民間会社では、資格取得しかり、会社に必要な人材の育成という面でかなり力を入れているイメージがあります。 片岡さんの会社で人を教育することで何か特徴的なことがあれば教えてください。また、今回の講義でTAという立場で人材育成という観点から学生さんに接している中で意識していることなどあれば教えてください。
K岡:大きな会社に入って驚いたのが、様々な研修機会が用意されていることです。しかし、しばらく様子を見ていると、第一線級の人はそんなもの受講しているヒマはなく、その恩恵を享受しているのは二流、三流の人ばかりだったりします。これは、その他の福利厚生制度(保養地の利用とか)も同様ですね。できる人は、日々の仕事そのものの中でスキルを磨いています。あまりできない人が、研修・学校などででスキルを磨こうすることに熱心です。
私の所属している知的財産部門に関しては、たまに勉強会を開催している程度です。でも、そこで発表する人としない人は固定化されています。また採用に関しては、新人を一から教育する余裕がないため、中途で即戦力を採用することにしているようです。
あと、知的財産部門で特徴的なのが、短期(2ヶ月程度)や長期(一年~二年)で米国本社へ出張する機会が与えられる点です。これは現地の知的財産部門の一員として実際に現地の仕事をしてきます。私も去年、二ヶ月間NY州の田舎町のIで仕事をしてきましたが、なかなか得難い経験でした。
I戸:へ~いい経験ですね。ボクも会社から留学した時に、この講義に出逢えた。そして多くの人と出会えた。やっぱりどんなキッカケであれ、違う世界に足を踏み入れるってことは、自分にとってかけがえのない宝だと思う次第です。
あとはついでで個人的に教えてほしいのですが、経歴を拝見してふと思ったのですがどうして特許事務所⇒企業なのですか?なんか私の中では総じて企業⇒特許事務所⇒独立ってイメージがあったのですが。。
K岡:学生時代、自分は企業勤務は向いてない、と思い特許事務所に入りました。なにかと物足りなさを感じて、転職を決意しました。
日本企業の知的財産部門の惨状(?)はウワサに聞いていたので、一番おもしろそうな知的財産部門のある会社にしました。それがたまたまIでした。
I戸:あと、ほんとまったく関係ないのですが、どうして急にヒゲをのばし始めたのですか? (失礼なこと聞いたかもで気分を害されたらお許しください。)
K岡:うーん、精神的自由の象徴でしょうか(笑)?
「ちょいワル」を目指してたのですが、最近太ってきて「ちょいムチ」になってきました。
I戸:「ちょいムチ」ですか~。うまい!今年の流行語大賞狙いで(笑)
K岡:チーム2TA 周さんですね。では周さん、ラストアンカーお願いいたします。]]>
7/12東大アントレプレナーシップ論第11回④~BLSのビジネスプランコンテストのお知らせ~
http://entreblog.exblog.jp/5280821/
2006-07-17T08:54:00+09:00
2006-07-17T09:01:12+09:00
2006-07-17T08:54:33+09:00
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講義議事録
□BLSとは?
技術志向の学生のネットワーク
□ビジネスプランコンテスト
アントレとの違いは?
1)シーズ技術をベースにしていること
2】豪華賞品!
□今年のテーマ
(株)未来機械の技術を生かしたビジネスプラン
□コア技術
面への吸着技術
・愛知万博への出展、アエラに掲載のすごい技術!
□現状の問題
コア技術の評価は高いが、市場が見つからない
□参加資格
技術に興味がある
もう一つ確認
□講演会
①会社を作る前
②会社を作った後、もうかる前
③儲かった後
の3つのフェーズにわける
(監修:Aべけん、ぱら 文、:荻原)]]>
7/12東大アントレプレナーシップ論第11回③~知的財産権制度基礎~
http://entreblog.exblog.jp/5280816/
2006-07-17T08:52:00+09:00
2006-07-17T09:00:07+09:00
2006-07-17T08:52:49+09:00
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講義議事録
3.-1 知的財産制度とは
□知財の種類
知的創造物についての権利
営業標識についての権利
□携帯の例
アンテナの収納構造:実用新案権
液晶技術:特許権
ブランド名:商標権
等々
□特許と実用新案の違い
特許:時間がかかる
実用新案:とにかく権利がすぐ欲しい場合
□意匠と商標
(クイズ)
SさんとO先生前にでてきてください
Sさんの目を隠してください
これを触ってください
5秒でなんだか当ててください
→ペットボトル
何のペットボトル?
→コカコーラ
どんな味?
→シュカっとさわやか
ロゴ:商標の典型的な例(コカコーラ)
デザイン:意匠権
デザインに特徴があるので見ないでもわかる
コカコーラ100数十年の歴史
昔は違うデザイン
コカコーラの違いがわかること
暗闇でも識別できること
輪郭を一生懸命研究した
アメリカで意匠権を獲得
商標3大機能
・出所の表示
・品質の細湯
・広告・宣伝
コカコーラのマークが商標で保護される
ペットボトルも、立体商標として権利になる
3.-2 特許制度の概要
□特許審査・審判の流れ
特許出願
審査請求
審査
→特許査定
→拒絶査定
割合は半々位
□特許になるか否かの判断は
・法廷主題(特許法上の発明)であるか
・産業上の利用性はあるか
・公序良俗に反していないか
・新規性はあるか
・進歩性はあるか
・最先の出願であるか
・明細書の記載要件を満たしているか
・明細書にはじめから記載せれていたか
一つでも反しているとNG
□特許法上の発明とは(発明の定義)?
・自然法則を利用
・技術的思想
・創作
■質問
Nさんからの質問:ビジネスモデルは特許になるの?
答え:認めていない
人為的な取り決めなので
但し、人為的取り決めでも、自然法則を利用していればOK
□スリッパの例
2つのスリッパを見せる
これはお子様スリッパ?
実は、かかとが切り取られた、ダイエットスリッパ
「だからはいているんです!」(会場から笑)
とある主婦の方が発明
一年間で10キロ痩せた
腰痛も改善された
→まずは特許をとろうと考えた
→出願した
→我々は特許を審査した
実際のデータを確認
進歩性(かかとを切るという発想)
特許が取れた
10年間で35億の売上げをあげた
3.-3 出願の手続き
出願書類
明細書の書き方
配布資料に全部書いてあるので参考にしてください
3.-4 特許権の行使
3種類の行使方法がある
自己使用
許諾(ライセンス)
移転(他人に譲渡)
■Q&A
Qビジネスモデルで5%取れた、実例は?
A.具体例はないが、ある出願で、文章を要約するコンピュータシステム
発明としてはNG
要約がビジネスでクリエイティブなのに、アルゴリズムがでていなかった
要約のどうやるのか、アルゴリズムがはじめてで、誰も思いつかなければOK
(監修:S藤 文:荻原、サポート:てらきよ 写真:かねきよ)]]>
7/12東大アントレプレナーシップ論第11回②~バリュエーション入門(NPV的思考のススメ)~
http://entreblog.exblog.jp/5280807/
2006-07-17T08:48:00+09:00
2006-07-17T08:58:52+09:00
2006-07-17T08:48:02+09:00
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未分類
2.-1 講義の目的
以下について学ぶ
1.お金の時間的価値について
2.正味現在価値(NPV)について
3.バリュエーション手法
2.-2 現在価値について
どれ選ぶ?
今すぐ100万(多数)、1年後に105万(1人)、5年後に120万(1人)
原則は将来手にするお金は今手にするお金より価値が低い
「お金の時間的価値」→どれくらいの価値の差がある?(計算方法:「1+割引率」のt年乗で割る)
2.-3 正味現在価値(NPV)について
二つのフリーキャッシュフロー、あなたが経営者ならどちらを選ぶ?
A:初期投資2000万 毎月650万ずつのキャッシュ 回収額600万
回収率33%
B:初期投資1500万 毎月500万ずつのキャッシュ 回収額500万
回収率30%
Bにした人→なぜB?
(学生A)投資回収率がいいから
(立岩)でも絶対額はAの方が大きいよ
(学生B)手元に500万残るから
(立岩)手元に残る金額はAの方が大きいよ
(学生C)4年目にならないと、プロジェクトAがBを上回らないから
(立岩)それは重要な視点だね。将来のキャッシュ今よりも価値が少ないからね。
(立岩)さて、正解は・・・一概に言えません。このように、割引率次第で結果は
違ってきます。
正味現在価値
ディスカウンテッドキャッシュフロー→代表的なバリュエーション手法
割引率の決め方
・割引率は企業によって異なる
・割引率は時間的価値+不確実さの度合い
NPV>0となるプロジェクトだけ投資する
NPVが最大のものに投資する
二つのキャッシュフローの話に戻るとどちらがいいか?
割引率1%と5%ならAが良い
割引率10%ならBが良い
割引率15%ならどちらもNPVがマイナス→どっちもやっちゃいけない
2.-3 まとめ
お金の時間的価値は現在価値で考える
プロジェクトの価値はNPVで評価できる
フリーキャッシュフローの予測と割引率の設定がポイント
知っている人は?→少数
日本の企業でNPVを実務で活用しているところはまだ少ない。
それほど高度な数学的知識が必要とされるわけではないので、
特に理系のみなさんは強みが活かせる。
■Q&A
Q.金利とかは考えないでいいの?
A.考えます。金利水準によってリスクフリーレートが変わるので、それにしたがっ
て割引率も変わってきます。金利が高くなればなるほど、企業はそれ以上の水準のリ
ターンをあげることが求められます。
会社がどれくらい借金があるか、税率はいくらか、も考える
上場企業に関してはある程度定式化されているが、上場していない企業では難しい所がある。
Q.似たようなものは?
A.IRR(内部収益率:Internal Rate of Return)。与えられたキャッシュフローをも
とに「NPVがゼロとなる割引率はいくらか?」という考え方で算出する。
Q.結果は同じ?
A.だいたい。IRRの方が何パーセントという形で表され、わかりやすいので、多く
の企業で採用されている。ただし、絶対額の情報が失われているので、NPVを使った
方がより正確な意思決定ができる。
Q.確率という概念と割引率という概念は違う?
A.バリュエーションにおいて、キャッシュフローの不確実性をどのように扱うかは
深遠なテーマ。簡便法として、割引率に不確実性を反映させることが多い
(監修:立岩 文:荻原、サポート:てらきよ 写真:かねきよ)]]>
7/12東大アントレプレナーシップ論第11回①~財務宿題課題発表~
http://entreblog.exblog.jp/5280777/
2006-07-17T08:38:00+09:00
2006-07-17T08:57:31+09:00
2006-07-17T08:38:51+09:00
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講義議事録
1.-1 チーム2
■発表
ちかんにあった事があります→そういう事に苦しんでいる女性っていっぱいいると思う。
自分達の作っているものは
「周りの人が親切に声をかけてあげられるシステムを作る事」
財務計画
ドコモからの技術提供料 通信料の2%
小田急にライトを売る 1000両 12000円で仕入れ
■Q&A
小田急やドコモに話はした?
>どちらもまだ
小田急やドコモが本当に買うかな。一度ヒアリングをした方がいい
なぜ小田急に絞ったの?
>小田急はハンディキャッパーにやさしい
ちかんはどの電車も変わらない
高齢者に優しい会社にしたら話が進むと思った。
他には?
>まずは手始めに小田急。うまくいってから、他の会社に広げる。
1.-2 チーム3
■発表
英語ディベートとは…
英語ディベートを社内研修に入れる。
徹底的なコストカット:
オフィスは月4.9万円
契約者には180万円の年間契約をする
契約会社数BEST(50社),BASE(30社),WORST(11社)
最初の3ヶ月は売上げなし
人員が足りなくなったらアルバイトで
資格認定をレイト期で考えている。
■Q&A
組織はどう考えている?
>東大ディベート部の部長さんはじめ5名程
ラーニングの工夫は?販管費にも影響すると思う。
ナレッジをどう蓄積させていく?仕組みを作る
>ディベートなので形式にする所とそうでない所がある
場合分けは
>3通りが良い
1.-3 チーム4
■発表
ステージ1:教育機関への普及 小学校の1%購入
ステージ2:研究開発や特許 自作パソコン購入者の0.5%が購入
ステージ3:より簡易な加工パーツを規格化 1%が購入+ライセンス契約料
目標達成のための戦略
■Q&A
これはライセンス料はどこから取る?
>パーツ
この技術を使うとインテルよりいい所ってどこ?
>簡単に作れるようになるからパーツの売上げが伸びる
>パーツの返品が減る
こういったPCの場合、パーツの組み合わせによって売れやすくなるとかはあるのか?
>対象は初心者なので、機械への抵抗がなくばるから売上げに貢献できると思う。
>5万で売る
パッケージの場合は組み合わせを変えていきなり良く売れたりするからそういう所も考えて。
子供用なら、他の玩具との値段も考えてください
初期に4000万円の借金から始まっても妥当なのか?
>特に変じゃない
どんどん利益が出るっていう予想だとイヤだっていうVCもいます
家賃が減っているのは?
>敷金
1.-4 チーム5
■発表
「買いにきてもらう」はもう終わり?「買ってもらいに行く」
朝ごはんをみんな食べよう
なぜ食べないのか?
利用者は若手ビジネスパーソン→新人は時間に余裕がない
受け渡しがしやすいのでオフィスビルの前
競合は出前館
→決められたメニュー、朝ごはんはせず、デリバリーのしているお店しか対応していない…
収支モデル
デリバリーは人件費がかかるのが問題
VCから出資してもらう
■Q&A
自社でデリをしていない所を対象にしていく所が売り
朝食に特化する事で人件費を抑える
出前館との差、秘訣は?
>最初は店数が少ないが、カスタマイズできるという所を売りにする
コンセプトは朝ごはんで健康?朝ごはんを安くする?
>健康。値段自体は付加価値がついて高くなる
健康・時間・お金でどれを重視?
>健康と時間
出前館はどういうお店が入っている?
>ピザーラとかクリーニングとか。出前館は中食産業の展開をしていく考えらしい
>自分達はいろんな所から一箇所に持ってくる
スタバとかマクドとかしか朝やってる所はないが…
マクドを届けられるメリットを感じない。サービスの売りは?
>わざわざ寄らなくていい所に寄らないで受け取れる
1.-5 チーム1
■発表
自販機を用いたデータマッチング
エコロジー、スタイリッシュ、エコノミー
エコカッコイイ、ドリンクボトルを売る。
顧客データからマッチングしたCMを見せて安く売る。
まずは東大キャンパスからスタート
3年で目指せ30%シェア
先にボトルを売る
■Q&A
自分専用のボトル?家に忘れちゃったら?
>お金に余裕があればもう一つ買ってください
どんな人が買う?
>まずは学生
1.-6 優勝チームの発表
商品は、ベンチャー設立ガイド(会場から歓声!)
岡橋先生の独断で!
一位→チーム3
おめでとうございます!
1.-7 (付録)ファイナンス参考図書
「ベンチャー起業設立ガイド」こちら財務の発表の賞品にしたのですが、ベンチャー起業が容易になったといわれる
新会社法(2006年5月施行)に準拠した解説書になっており、フローチャートやモデル定
款など実用的です。非常にわかりやすいので会社作るのってどういうことだろう?と思っ
たら読んでみるといいかもしれません。
「南君の金融日誌」
後藤さんからの推薦書です。居酒屋を立ち上げるというストーリーで資金調達から株式公開といった一連の流れを一冊にまとめた贅沢な本です。ストーリー仕立てなので肩が凝らずに読めますが、実は著者の金融への深い洞察が感じられます。
「中小企業の原価指標」
(監修:岡橋 文:荻原、サポート:てらきよ 写真:かねきよ)]]>
7/12東大アントレプレナーシップ論第11回ぜろ~宇宙授業の紹介、柴田さんからのメッセージ~
http://entreblog.exblog.jp/5280726/
2006-07-17T08:24:00+09:00
2006-07-17T08:56:09+09:00
2006-07-17T08:24:24+09:00
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講義議事録
早いもので、あっという間に最終講義を迎えてしまいました。
7月12日の講義では、まず最初に、昨年の受講生マイケルから
7月23日に開催される「宇宙授業」について紹介がありました。
0.宇宙授業の紹介(マイケル)
7月23日(日)13時半開場 14時開演
場所:アントレと同じ教室
この授業、交渉学を受けていなければこういう取り組みはしなかった
あまりにもいろんな障害が多すぎる
みなさんも事業計画頑張って欲しい
(マイケルサイコー!!頑張れ!)
その後、柴田さんからも受講生にメッセージをいただきました。詳しくはこちらです。
(監修:マイケル 文:荻原、サポート:てらきよ 写真:かねきよ)]]>
柴田さんインタビュー
http://entreblog.exblog.jp/5260390/
2006-07-14T10:59:00+09:00
2006-07-15T23:55:37+09:00
2006-07-14T10:59:15+09:00
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講師:柴田さん
講義を受けた受講生にはどのような人になって欲しいですか?
・やりたいと思ったことをやる人
・おかしいと思ったことを直す人
・相手を思いやれる人になって欲しいとも思っています。
EntrepreneurshipはEnterと同じ語源です。自分がやりたいと思ったこと(これを見つけるのは今回の講座で体験していただいたように非常に難しい)、おかしい(=間違ってる)と思ったことにEnterする人になってもらいたいです。自分がやりたいことは自分しか実現できないし、自分が変えたいと思うことは自分しか変えられないからです。自分がやりたいことをやる、自分が変えたいと思うことを変えるということをすると、周りの人とぶつかることになります。このとき、相手とどう向き合うかについても考えて欲しいと思っています。自分がやりたいことをやるときに、自分と違う考えの人に配慮せずにやってしまうと「やった」という達成感は半減だと思います。相手への配慮がEnterしていくときの一歩の足の裏側だと思います。両方あるから、地に足がつくということでしょうか。
この講座自体の向かうべき方向(理想・夢)をどのようにお考えですか?たとえばトータルでは大きな価値を得られるとおっしゃっておられますが、柴田さんの考えるその価値とは具体的になんですか?
理想、夢はひとそれぞれだと思います。わたしのこの講座に関しての夢は「世界一の講座をやってみたい!」です。世界一の測り方はいろいろあって、どんな講座でも何かの基準では世界一の面があるかもしれません。この講座では、こんな講座はありがたすぎてありえない!という尺度で世界一になってみたいと思います。この講座のコンテンツ、構成、準備、紹介、TA、費やす時間、いろいろな点で、ありえない水準のものを提供したいと思っています。
わたしが考える価値の評価尺度は、一番目の尺度は自分の満足感、二番目の尺度は経済的価値(利益)です。満足感は、講座の関係者にそれぞれ感じてもらうしかありません。経済的価値の方は、事業計画の中で測り方をお伝えしています。
事業計画をチームで作る目的はなんですか?
事業計画は道具立てです。将来を考えるのに便利です。道具があれば、道具の制約を受けますが、ないよりは、楽にできます。自信があれば別の道具を使ってもらってもいいと思いますが、なかなかないと思います。
チームでやるのは、コミュニケーションの難しさを知ってもらうことです。どうすればうまくコミュニケーションできるかまではなかなかつかめないと思っています。しかし、少なくとも、難しさを体験してなんとかしようとする過程で、知らないうちに、次のステージに進めていると思います。
普通は一人ではできないのでチームを指向するはずですが、一人であることを指向する人もいると思います。そういう結論を持ってもらってもいいと思っています。
チームでやるという点は、サークルや部活動とも似ていますが、事業計画という道具を使っていることで、体験の過程をやさしくしていると思います。サークルや部活動に事業計画はなじまないでしょう。しかし、サークルや部活動でも道具として事業計画の枠組みを使ってみると整理しやすいと思います。
どのような事業計画を良い事業計画だと思いますか?審査員の方にはどのような事業計画をどういった点で評価して欲しいですか?
受講生にとっては、どう評価されたいのかを考えるのが一番価値があるところと思います。受講生一人一人、チームチームで違っていていいと思います。あるチームが私たちのチームはこういう尺度で評価してもらったら世界一ですと、言えるなら、とてもいいことだと思います。
講座の過程でいろいろな人が言っているように、大義があって、チームで作り上げられていればいい事業計画のはずです。大義があってチームで作っていて、満足感が小さく、算定された経済価値が小さいなら、何か欠けているものがあったのではないかと思います。
審査員の方にはマーケティングやファイナンス、リスクマネジメントの観点で評価してもらいます。これも道具の視点です。作る側も審査する側も道具なしでは大変なので、評価の観点を明示しています。
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7/5東大アントレプレナーシップ論第10回~財務・会計入門~
http://entreblog.exblog.jp/5213522/
2006-07-08T12:41:00+09:00
2006-07-08T12:44:10+09:00
2006-07-08T12:41:45+09:00
entreblog
講義議事録
(1)目的
財務諸表の構造に対する基本的な理解
②財務諸表のを使った評価方法の基本的理解
③各チームの事業計画についての財務諸表
(2)去年のチーム3のビジネスプランLoveNutsの説明(マイケル)
(3)去年のチーム3の財務諸表を検証
チーム3の財務諸表を検証
・人件費→240万
・賃料→家賃、敷金、
・オフィスを使えるようにするために必要な金額→300万
②財務諸表を作るときの留意点
・予算策定→コスト削減、しかし、費用を意図的にかける場合もある
攻めの費用:売上をのばすために仕掛ける費用
守りの費用:訴訟やその他のリスクから会社を守る費用
・事業モデルを固める:事業モデル、収益モデル
・シナリオプランニング:数年後にどう発展を遂げているか?、事業計画との整
合性、デスバレー(死の谷)を越えるためには?
・組織をどう作るか?:収入を最大化させるための組織
・優先順位付け:解決すべき課題を順位付け
③チーム2の場合、
ステップ1
QRコードの使用者は一般消費者、収入は広告主から
ユーザ≠buyer
まずはユーザへの普及させる仕掛けが必要
(1)ユーザへの広告費用が必要:攻めの費用
(2)ライセンスを守るための費用(ターゲット国への特許申請、技術の暗
号化等):攻めの費用
ステップ2
QRコードと電子透かしが普及した後の次の提案技術を生み出し続けなければなら
ない
→研究費用(似顔絵技術):攻めの費用
収入モデル ライセンス料
(ベース料金+ユーザ使用都度の従量課金が適切か)
プライシング:競合他社VS費用積み上げ
→認知度アップがPriceを上げる
成長シナリオ シード・スタート時に商品の普及戦略、3年後には新たな技術
をリリース
組織 開発3人→5人、事務2人→2人
役員報酬は本人の承諾の上で「0」でも可能
④財務諸表に落とし込む
・人件費:第三期は従業員への還元を
・販促費:さらに市場開拓
・開発費:さらに開発提案
・法人税:利益に対しては税金
⑤企業では財務書評をどう使っているか?
・予実分析:予算と実績とを比較して、相違の原因を分析
例
・3年分の予想財務諸表を作成
・念書に一年間の予想財務諸表を作成
・7月に残り半年の予想修正財務諸表作成
QA
・予実分析の相違の原因の例は?→思わぬお客さんの登場、訴訟等
・時期は?→予想をたてるのは、しめた後が一般的
・プライシングの方法は?→統計分析ツール、独自ルール、聞き込み、市場価格
から
・ファイナンスの立ち位置は?→マーケティング、ビジネスプラン、リスク等を
ファイナンスが支える
(4)来週の課題
各チームのビジネスプランに基づいて財務諸表を作成する
(5)書籍の紹介
中小企業の????(失念!)
南君の金融日誌
以上
(監修:岡橋 文:TAK岡)]]>
7/5東大アントレプレナーシップ論第10回~リスクマネジメント~
http://entreblog.exblog.jp/5213510/
2006-07-08T12:40:00+09:00
2006-07-08T12:45:15+09:00
2006-07-08T12:40:11+09:00
entreblog
講義議事録
(1)チーム4:オプションB
最悪なケースを予測する
・リスク要素
・複合リスク要素
・複合リスクの評価
→これらから最悪な複合リスクを予測
リスク指標、ザイン社の経済的損失額×発生確率
「この2軸、これいいね」(一色)
②複合リスク要素
(全体)→(最悪)
「リスクの関係を相関図にするのはいい。」(一色)
③回避策
・社長の視点でどこにお金をかけるかを考える
・危険が発生する前、
リスクの認識と評価:外部専門家の雇用
リスクシミュレーションの
「予防まで踏み込んでいる点がいい。」(一色)
「月曜の状態(白紙)からどうやって進歩したの?」(一色)
→授業の後に、食事に行ってしまって・・・。
QA、コメント
・発生確率はどうやって分かるの?
→生命保険では統計があり可能
→ビジネスリスクを図るのは実際難しい
→範囲を定めて、マネージすることもできる(リスクファイナイス等)
(2)チーム1:オプションB
最悪なシナリオ
裁判に敗訴→風評により初芝の売上ダウン→初芝への融資が止められる→ザイン
との共同開発が解消→業界でのザインの信頼失墜
②なぜ
起こりうる時期(横軸)×対策の難易度(縦軸)
③対策
訴訟させない:和解を進める
訴訟されたら:訴訟の準備、応訴、media露出
資金提供先との関係を強固に:メッセージの配信
「これは大切、裁判は公開→誰もが知るところになる。クローズドな紛争解決手
段もある→商事仲裁。但し、相手先と契約しておくことが必要」(一色)
初芝から解消されると信頼ダウン:先に共同開発を解消
QA、コメント
・色は?
・時間の要素は大切。但し、直ちに和解に持ち込むばかりではマズイ、時に毅然
として態度で(一色)
(3)チーム2:オプションA
事業プラン相関図
「これができたのはこのチームだけですね」(一色)
②想定リスクと分類(発生確率×影響)
第1象限(高確率かつ高影響度):他の技術で代用される、訴えられる
③想定リスクと対策
・代用される
小田急が他の技術を代用→契約、特許
ライトメーカが汲む→システムの特許
他の鉄道会社→ブランドイメージ
・訴えられる
→特許調査、各プレーヤと長期契約(長期契約のリスクは?独占契約のリス
クは?:一色)
QA、コメント
「特許に注目はユニーク、但し、権利範囲はグレーゾーン」(一色)
(4)チーム3:オプションA
A
英語ディベートビジネスモデルの説明
②ディベートリスク(3C×4P)
③リスクの重み付け(3C×4P)
④リスク回避方法(3C×4P)
QA、コメント
・「勝負は中川さん、彼女が事業を継続できないリスクは?」(一色)→子中川
をつくる→「長期間かかるね」(一色)
・契約でリスクを減らすことができる。
例:引田天光→体重の上限について契約、彼女のイメージを崩さない
・「時間軸の視点があればもっといい」(一色)
例:ディズニーランドのアトラクション、将来の人気下落を見越して長期的
な資金調達計画、
B
チテレツルームの説明
②チテレツルームリスク(3C×4P)
③リスクの重み付け(3C×4P)
④リスク回避方法(3C×4P)
QA、コメント
・製造物責任→安全設計、回避設計、これは大事(一色)
(5)チーム5:オプションA
リスクとは?
②リスクのピックアップ(3C)
③リスクマッピング(頻度×被害・影響)→自分たちの事業計画がリスク→
④オプションC(アンケート)
朝食に掛けられる金額は?
朝食を食べたい場所は?
朝食を受け取りたい場所は?
QA、コメント
・ヒモ付けが必要ではないの?
・ほんとは会社で受け取りたいけど、デリバリーコストを考えると駅で受け取っ
てもいいよって観点は?
・セルフセリデーフィカシー?
・アンケートの取り方はいりいろ
(6)ビックザイン
・特許や技術の売り込みは非常に多い、これらに・・・全部会う→全部守秘義務
契約、全く会わない→チャンスを逃すことに
・技術者同士が合わない、
・分析後に秘密保持契約をやって、取る
仕組みでやっている、
先を読んでルールを決めて置くことのメリット、
時間軸を取り込んで
QA
・みんな秘密保持契約取り交わしてもいいんじゃないですか>→秘密情報の管理
が大変!
・リスクマネジメントのウェイトは?→2,3割、相手(出資者、パートナー)
の立場で考えると重要性が分かるハズ
・リスクマネジメントとは?→マーケティング、ファイナンスに近い、→欧米は
進んでいるが、まだまだ日本は遅れている、
(監修:一色 文:TAK岡)]]>
7/5東大アントレプレナーシップ論第10回~出版企画審査会~
http://entreblog.exblog.jp/5213493/
2006-07-08T12:35:00+09:00
2006-07-08T12:46:07+09:00
2006-07-08T12:35:27+09:00
entreblog
講義議事録
はじめに(柴田)
今日は3部構成
出版者の人に来てもらっている
スター誕生のスタイルで、本にしたければ札を上げる
出版者の方の自己紹介
(1)某工業系出版S木さん
技術の本
先端研の教授の本が初めての出版
懐かしい場所・楽しみ
(2)K出版S藤さん
2回目授業参加
楽しみにしています
(3)A新聞社
起業本
(4)A出版
5年目出版社
ビジネス書
(5)N協会S崎
飲み会に参加しました
1.本企画プレゼン(K子、T畑、S藤)
1.-1
S藤さん自己紹介
マイケル富岡に似ています
T畑さん自己紹介
お忙しい中、ありがとうございます。
K子さん自己紹介
S石油、TA
1.-2発表
タイトル:東大黒船授業
21人の企業戦士がせまった開国とは?
サマリー:
東大一ヤバイ授業で学んだことを共有したい
ドキュメンタリー
授業内容:
1週間のスケジュール
受講生の声:忙しい等
TAの声:何をすればいいのか
いろいろなチーム:うまくいくチーム、うまくいかないチーム、個人プレーに走るチーム
TAが奮闘する
様々なトラブル
前例のないトラブル
ハードな課題
課題をこなしながらチーム作業を体験
それが、東大先端研アントレプレナーシップ論
去年、異常体験を経験
得るものが多かったので、本を出したいと思った
顧客:
問題意識の高いが上に、うずくまっている人
TAを見つけ出し、洗脳
低い山でも、登りきった喜びを知り、高い山を登る自信をつける
逃げないで、やりきって欲しい
去年の感想
出版内容
自己啓発系
値段:1470円または1000円手ごろプライス
縦書き
3つの実話ストーリーのオムニバス
ただでさえも壮絶。柴田さんのコメント
差別化ポイント:
実話に基づいている
同じ場を共有する違う立場
商品の内容:
サンプルストーリーA:チーム4
ひげと8人の奴隷たち
サンプルストーリーB:
※グロイストーリー
4コマ漫画
サンプルストーリーC:
これから作る物語
オムニバスストーリー3
財務計画:
3000部を越えれば赤字はでない
はじめに売れるかどうか
→ネット上で事前プロモーションをかける
スペシャルサンクス
T経済 K坂さん
F出版 T松さん
柴田さん
ringのみなさん
かっこ悪くても自分らしく一生懸命に生きること、を伝えたい
1.-3質疑応答
(出版社の方からの質疑応答)
Q.日本でTAの数は?
A.殆どいない
Q.壮絶なストーリーをあらわすエピソード
A.エネルギーあふれるひとが一人いた。
学校に泊りがけで1時間ごとに電話がかかってくる
Q.根性論?何を得たのか?
A.アントレの難しさと受講生の声
Q.読むと何が得られるか?
A.諦めた人が、逃げない、向き合うといいことがあると感じる
社会人20代~30代の人間関係に行き詰っている人
でもチームで上手くやっていきたい人が多い
Q何かノウハウがあるのか?
A.気づいたこと、5-6年の柴田さんの蓄積
Q異常なコメント?柴田さんから聞いたことがない.
A.例えば、TAが教えすぎてしまう。水のやりすぎで根腐れがおこる
何回言ってもおこる
「TAの人たちも最善を尽くしてやっていると思う。受講生メンバーも一番いいやりかたを
やっていると思っている。だから変えようと思わない。
なのでアドバイスは役に立っていない、と言って泣いてしまったTAもいる。
人間は自分の信じている行動しか出来ない。他人の言葉を理解しない。
会社の会議も同じ」
(柴田さん)
Q.今のは異常な発言?
A.本質はついているが、自分を否定されるので厳しい
→もっと異常性を感じたい。異常って何?
A.TAを見て、異常さを感じた。マゾ?自らボコボコにされる
(学生からの質疑応答)
Q.ノウハウはカテゴライズできるのか?
A.ひとつの結論は見えている。。やりとげること
最初の年、別の出版社から出版
ノウハウがたくさん書いてある
5年やってみて、ノウハウは本を読めば書いてある
ザインの飯塚社長が言っているように、志、人とどうやっていやっていけるか、に尽きる
たったチームワークがこんなに難しいのか
Q.本の対象はビジネスマン?学生から教えることがあるのか?
A.どこで起こることも一緒。
TAをしてから、上司に腹がたたなくなった。上司の気持ちがわかった。
会社でも役に立つ。
1.-4投票
運命の瞬間?!
一緒に作ってみたい人
(結果)→A新聞社から1票!
詳細は打ち合わせしてください。
編集者のみなさん、雨の中ありがとうございます(柴田)
(文:荻原)]]>
6/28東大アントレプレナーシップ論第9回~リスクマネジメント~
http://entreblog.exblog.jp/5158596/
2006-07-01T17:43:00+09:00
2006-07-01T17:46:06+09:00
2006-07-01T17:43:02+09:00
entreblog
講義議事録
(1)はじめに
・何でリスクを考えるのか?事業が失敗するリスクを下げるため
・次回の課題
①ビックザインと初芝
②自分たちの事業計画のリスク
(2)ミニケース
秘密保持契約を守らなかったら、どんな目に遭うのか?
<1分で読んでください>
感想は?
・これ(ClaimX)何者だ?
・急、Claimレターはタイムプレッシャーを掛ける、振り込め詐欺、
ローマの休日問題:著作権の期限が切れたから、切れていない(パラマウン
ト
ミッキーマウス問題:50年→70年
ノキア×クアルコム
・差し止めは珍しくない
・訴えられただけで、関係者の知るところとなる(競合、取引先、代理店、出資
者、融資元)
・酒の席でさんざん技術論議をした後、「ここだけの話にしてね(ClaimX社社長)
」→「分かった(大塚社長)」
・不正競争防止法とは
原則競争は自由、但し、不正な手段方法によって同業者の利益を害する営業
上の競争行為を防止して、損害を受ける営業者を保護する法律
主な禁止例
営業秘密の不正な取得・使用
偽物の製造・販売行為
著名な名前のモノマネ
<日本学術振興会からの事務通達「海外における研究開発に関する注意事項」配
布>
<チーム毎に、ケースから読み取れるリスクを最低10個挙げる(10分)>
・株価下落
・商品の差し止め
・アライアンスの不成立
・ブランド力の低下
・共同開発が解消
・シェアの低下
・出資が減る
・別のクレーマーが出る
・裁判費用
・裁判に勝った企業が有名になる
・個人情報がもれる
・技術情報、販売情報が漏れる
・
最初は起こりそうな事象をできるだ挙げる(数重視)、
次に
・裁判が怖いのは、グレー期間(白黒つかない期間)が続くこと、
→スタープレイヤー(社長、優秀な技術者を拘束する)
・一旦、甘い顔見せると、次々に新たなクレーマーが現れる(特に米国では非常
に重要
・個人情報保護法って聞いたことある?
ポイント
・取引先を巻き込むリスクにこそ要注意
・すべてのリスクが致命的ではない
・構造的リスクはチャンスにも転換できる()みんなが悩んでいることを実現で
きたら勝てる
リスクについて考えないと、ステークホルダーを不安にさせる
クレーマーを止めることはできない
(3)その他の法的リスク
製造物責任法
個人情報保護法
質問:学術研究のためのアンケートは?
(4)来週の課題説明
・次のいずれかを各チームが選択
①各チームの事業計画、②ビックザインケース
・リスクを分析
・パワーポイント三枚(原則)にまとめる
・7月3日(月)に提出
・7月5日(水)は各チームの代表が3分半で発表
以上
(監修:一色 文:TAK岡、写真:かねきよ/Blogサポーター)]]>
6/14東大アントレプレナーシップ論第7回~ザインエレクトロニクス社訪問~
http://entreblog.exblog.jp/5131085/
2006-06-28T01:18:00+09:00
2006-07-01T17:33:57+09:00
2006-06-28T01:18:08+09:00
entreblog
講義議事録
(敬称略)
1.始めに
本日お世話してくださる方:ザイン高田さん、藤木さん(拍手!)
高田さん>NHKプロフェッショナル(木)の取材が入っているのでよろしく
(飯塚社長を追いかけている)
社長を待つ間、皆落ち着かずざわざわ(^_^;)
2.飯塚社長登場(カメラを従えて)
「狭い部屋に押し込めて酸欠になったらごめんね(笑)」
柴田>講座の説明(学生、社会TAの構成)
5チーム連続でプレゼンし、まとめて講評をお願いします。
1チーム8分30秒で合図
飯塚>カメラに取られるとまずい人は?大丈夫?(2名ほど席移動)
社長からも藤木さん紹介
3.チーム発表
(1)チーム1 ALL in One
①チーム1の紹介
平井堅似のT沢君(笑いは取れた)
②今回の課題の意味:3回目の踊り場における一皮むけるかの転換期(クラルコム他に肩を並べられるか?)
③TA(24歳CA):色々なデジタルグッズが重い!→オールインワンのツールが欲しい(携帯ベース)
FMトランスミッターの利用シーンの説明(震災時の体験なども交え)
技術:FMとトランスミッター付きブルートゥースチップ
世界シェア目標、競合について(先行者はあるが、ザインなら従来先行者を同様追い抜くことは可能)
ALLインワンチップのKSFは設計力
+それを活かす経営力=チームマーケティング、アライアンス(ソニーの担当者にヒアリング)→開発スピードのアップに
+販管費を押さえて経常利益率25%を!
飯塚>差別化の方法が良くわからない。オールインワンは皆考えている。
A>現在の方法の延長?で考える。
飯塚>(後日コメント)携帯電話やオールインワンは発想としては皆が考えることなので差別化について更に具体的な提案が必要でしょう。
All in Oneの負の要素を分析してみるのも面白いでしょう。
かつてAll in One常に勝っているわけではないので。
(2)チーム2
①チーム紹介(S藤さんから順に、文学部出身者もいる)
女性の紹介には飯塚さんのコメント入っていました(笑)
②売り上げ10倍の意味=数を稼ぐ→携帯を
どの市場を?アフリカ(世界シェアの2割)を
成長率も魅力
アフリカ市場参入の利用(電力インフラの制約に抵消費電力技術で参入)
②狙っていくターゲット:ある程度価格を押さえた高機能携帯
識字率が低い→画像、音声コミュニケーションニーズ高い+低価格ニーズにザイン社
のLSIの強みを活かす
③ターゲット市場:ナイジェリア(アフリカ最大の人口、最大成長市場+第2世代中心
→抵所得者層も家族で携帯を使いまわしている←顧客になり得る
ナイジェリアの基本情報、MTN(メインキャリア)に絞って調査し、そこに入っているメーカとのアライアンスを考えた。
→ノキア、サムソン(内製)、モトローラと提携を(現在の取引メーカを分析した結果)
アフリカ戦略の説明→その後モトローラと組んで世界制覇へ
世界での収益見込み→2000億円に
まとめ
飯塚>アフリカで特に売りやすいのはローパワー?世界どこでもそうでは?
A>電力事情を考えるとアフリカでは特に強みとなりえる。
飯塚>(後日コメント)アフリカ市場に着目、分析したのは大変おもしろい。
しかしアフリカ市場を取るために必要な要素が低消費電力というのは、
すこし真っ直ぐすぎるか。先進国のモデル落ちと戦う戦略など欲しい。
また電話の開発とチップの開発の関係など研究してみると更に面白い。
(3)チーム3「眠れる市場と社会的価値」
①チーム紹介(横1列に立ち上がって)
②現状のザインの売り上げ他の分析
(メイン商品の成長鈍化)→新分野開拓の強化
現在の取り組みで十分か?
携帯市場:クアルコムでも5000億円
売り上げ10倍+利益率20倍→社会貢献拡大を意味して行るのでは?
→補聴器市場(どよめき)
なぜ補聴器?→mixed シグナル技術を活かせる
(補聴器の概要説明、デジタル、アナログ)
補聴器市場:65歳以上の1/3(730万人以上)
今後は1兆円から1。5兆円市場に
補聴器が普及しない理由(性能、価格、形状)に対してザインの強みを活かした事業戦略を提案(アライアンスorスーパーサプライヤーへ)
→モジュール化、カスタマイズ化→世界市場へ
売り上げ予測:2008年に1800億円へ
補聴器事業の社会的価値、CSR↑のメリットについて説明
(格調高い、素晴らしいエンディングでした)
飯塚>補聴器市場の疎外要因はどのくらい確か?
夢があるね、着眼点が素晴らしい。
(後日コメント)補聴器という市場に着目したのは大変面白い。
補聴器メーカの競争関係の詳細な分析があるともっと
面白くなった。
(4)チーム4
①元最強の素人集団(TA含めて学生だけのチーム)
②課題の意味:世界への挑戦(人材と事業拡大の両輪が必要)
③外国企業との提携
他のチームが話したので途中略(折々に笑いを取っている)
貴社製品の特徴と強み
→もっと大きなパッケージングでの最適化を提案
(ザイン、CPUベンダー双方のメリット→顧客側のメリット説明)
提携企業先の提案(世界2位の英MIPS社)
④グローバル人材の確保(少なくとも数百人規模)
→量と質の両立を求めて合弁会社と留学生誘致によるインド人エンジニアの確保を
欧米企業の技術者を事業提携で、+インターンシップによる学生誘致
戦略の全体イメージ図の提示
目標売り上げ
まとめ
携帯世界市場に合弁で+グローバル人材の確保
飯塚>人に着目されたのは良い。技術については言いたいことがたくさんあるが(笑)
企業は人ですからね、重要なポイントです。
(後日コメント)人材獲得にグローバルな視野を持つという着目点は大変重要。
日本の移民政策に触れるような分析も面白いかもしれない。なぜ日本には一級の外国人労働者が少ないかなど。携帯、CPUベンダーとのアライアンスはもう少し研究を深める必要があるかも。
(5)チーム5
①チーム紹介:今まで3人の仲間が去った→残った我々は打たれ強い!(笑)
②現状把握→予測と目標
売り上げと利益の分析→目標達成には特殊品を→宇宙航空産業(ピラミッド構造)をターゲットに
全体で4兆円(2025年には40兆円に)
ザインは宇宙機器産業へ(高い単価と高い波及効果)
市場成長高い(衛星など)
ザインが参入する意義、必然性→QCD、特に短納期化、コンパクト・省電力化、長寿命化のニーズなどに対応可能
参入障壁も説明(企業としての実績と信頼性)
宇宙産業内でのターゲット:宇宙用の最先端を開発し、全体のボトィムアップを図る
例>カルマンフィルタを内蔵した半導体
既存半導体の高度利用
情報通信衛星のロードマップ、競合のベンチマーキング(ADI社、mixedシグナル設計技術重視)
必要な投資額の見積もり←ここで柴田先生から巻き入る
アライアンス候補
人材の調達(ペガサスプログラム)、スター研究者の取り込み(PPP10億円)
アクションプランと組織形態、マネジメントスタイル(盛り沢山!!)
飯塚>(後日コメント)宇宙産業を提案されたのは大変面白い。
しかし、市場規模、市場の性質とザインとの関係の分析にかなり頑張ってくださったのを感じ、感謝に耐えません。宇宙産業と既存の半導体メーカーのビジネスの分析をもう少し加えると良かった。
4.講評
飯塚>感動しました!アフリカに行ったり、宇宙にまで連れていってもらった。
色々なヒントをもらえた
市場の大事さ、人材、チームの大事さに気づいているのは良い。
現実的な商品、技術の具体的なところを経験すると具体性は増すだろう。
まずは夢がないといけない。その点では良かった。
現実のビジネスとは距離があり過ぎて15分はしゃべり切れないので、フリーなQA方式でやりましょう。
柴田>学生からQを
(飯塚社長は、毎回学生の名前を確認しながら丁寧に答えてくださいました。)
Q>社長がお考えの「夢」とそのかなえ方は?
飯塚>自分の夢は「日本の文化を、足が地についた形で変えたい」
インドまで行かずとも良い人材が新興企業に集まる文化を(模範まで行かなくても参考になれるよう)日本にも根付かせるよう一矢報いたい。成功例を生み出すことがその起爆剤になると思っている。日本半導体ベンチャー協会(JASVA)の活動もそうした意味合いが強い。
Q>ザインにとっての世界は?
飯塚>ザインの客はどんどん海外に進出。もともと日本のエンジニアとして自分のキャリアを始めたが、日本のキャリアの選択肢は極めて貧弱という問題意識が出発点。
先進国並みのキャリアディベロップメントの向上が必要。特にこの10年間で少子化の影響もあって危機感は益々向上している。
国家戦略がないと産業は国際競争に負ける(例>電機業界)←まだ危機意識が不足している
今後日本は何を発信していくのか?という視点がないと今後世界で戦っていくのはますます難しくなる。
Q>最近ベンチャーやファンドで失敗した人が多い。このような風土(チャレンジャーを評価しない)に危機感があるのか?
飯塚>この風土に一番危機感を持っている。
1990年位から世界が大きく変わり始めたときに、日本はどうしたら良いかわからなくなったようだ。自分の意見を持てない、実行できない層が大きくなってしまった。これは家庭・学校など環境も含めて変えていかなくてはならない。
Q(TA)>技術者と経営者の双方を極めて、どちらかでしか学べないこと、どちらでも学べることはあるか?
飯塚>それぞれ楽しんだことは事実(苦しんだこともあるが)
自分が忘我の境地になれるのが仕事でそれはどちらでも変わらない。
仕事は自分を磨く自己実現の「場=道場」、職場に行って数時間いるとハイになってくる。
そういう「場」を作ることが経営者の役目か。
「芸は人を救う」というが、「職業は人を救う」と思う。
年間の学生訪問者は300人以上来るが、全員にあって話している(採るのは数%だが)。
働く場で自分を磨くのは技術者でも経営者でも変わらない。
経済同友会でリクルートの人に聞くと大企業は買手市場、1000人以下では3.5倍の売手市場。その点ザインは恵まれている。
飯塚社長より、ザイン辰馬氏紹介
辰馬氏 :ザインには航空宇宙学科出身が2名 います。
Q>ザインに向かない人は?
飯塚>「指示待ち人」と「くれない人」はザインにむかない。自分の意見を持ち、かつチームで動ける人が向いている。
Q>好きな作家は?
飯塚>どうしよう?(笑)小説は好きでないし。
Q>チーム5の発表者(飯塚さん印象強かった):飯塚さんにとっての仕事とは?
飯塚>人が幸せに生きるために職は非常に重要。忘我の境地に到達できる瞬間が人間にとって幸福な瞬間だと思う。
Q>国家戦略と自分の選択の優先順位は?
飯塚>日本の文化は個人が粗末にされている。
すべてお上が決める←外国の人とつきあうと「違う」と感じる。
結果平等国(格差が話題になっているが、まだまだ)
個と知の時代に(人はある分野では他と3桁程も能力がちがうことがある)
Q>起業で成功するのは一握り、成功する人の共通点は?
飯塚>ベンチャー=拝金主義と思われて非常にまずい。
長期的には大義を持った人が成功する。(金が欲しいという意識も必要。無い場合は逃げがある)
ちゃんと社会貢献すると適正利潤がとれるはず+チーム(人の力)が活用できる人が成功する
大義によって皆が同じベクトルを持つこと。
Q>個を大切に→具体的にはどんな教育?
飯塚>偏差値で大学を決め、就職先を安定性や伝統で決めている。少しずつ変わってきているが。
一生懸命に勉強して、学者になった人も、もっと尊敬されるべき(サッカー選手や野球選手だけでなく)悪平等を推進している先生を何とかしなくては(自然発生だから余計怖い)→やはり成功例を増やすのが一つの方法?
例>日本半導体ベンチャー協会(学生会員もあり)のキャッチフレーズは「成功例を増やそう
」
キーワードは「かあちゃん」←例えば、家庭に眠る箪笥預金がベンチャーに投資されるようになれば世の中の意識は随分変わったと言えるようになるだろう。
Q>先ほどのプレゼンに「夢が無いとね」と「経験が無いと」とコメントされたが、今の我々に必要なものは?(夢を追うのか、経験を積むのか)
飯塚>夢は数年すると変わるもの。夢を追いつつその時に絶対必要なことをやっていく。
皆さんは元気があるし、失敗もいっぱいして経験を積んでいこう。
回復できない失敗は避ける。まず借金はしない。日本は失敗に対するペナルティが巨大。
リスクを上手にヘッジしながら、借金をして致命的な失敗になるのでなく、擦り傷程度の失敗をたくさんしよう。(笑)
現在ファンド(32億円)を立ち上げている(技術・もの作りベンチャーに)
出資は担保で追わず、ハイリターンを目指す。貸し付けは利潤が数%と低いため安全サイドに走るしかない。
最後に>こういう試みは素晴らしい。ヒント、夢をもらった。ザインもインドに目を向けている。皆さんも良いところに目を向けている。今後もサポートしたい。人生相談もOK。
柴田>今回は検討に値しないとの評価をいただいたが(笑)、1カ月後に自分たちの事業計画を発表するのでファンドよろしく(笑)
飯塚>半導体でね(笑)
辰馬氏>採用の担当、ホームページ見てください。就職もよろしく。(文系もok)社会人の中途採用もあり(笑)
イノーバファンドもよろしく
5.今後の予定など
柴田>ザインの皆さん、発表者はじめ学生さん、TAなど皆さんありがとう。
来週の事業計画発表はMUSTではない。(希望チームのみ)
以上
ザインエレクトロニクス社 高田さま、議事録確認いただき、ありがとうございました。
(文:TAごっちゃん 写真:かねきよ/Blogサポーター)]]>
6/21東大アントレプレナーシップ論第8回~マーケティング基礎Ⅱ~
http://entreblog.exblog.jp/5099491/
2006-06-24T10:49:00+09:00
2006-06-24T10:53:03+09:00
2006-06-24T10:49:07+09:00
entreblog
講義議事録
(1)はじめに
・ザイン発表お疲れ様でした(パチパチ)
・いよいよ後半戦キックオフ(ホイッスル -これはから、ビジネスプラン!
・技術、経験、本番に強い、最後まであきらめない -サッカーと同様
・受講前から現在までで得られたモノは大きいハズ
・チームワークが重要、一人ではできないことをやる
・本日の講義の目的→ビジネスプランブラッシュアップに向けてのヒントを得る
(2)ザインの発表を振り返る
(2)-1.総評
・チーム3が一番人気(全チームから支持)
・チーム4は自分達の投票が75%
・チーム1とチーム2は自分達への投票なし
(2)-2.チーム3を選んだ理由(アンケート結果)
・意外性
・メッセージ性
・ビジョンへの共感
(2)-3.良かった点
・発想のユニークさ
・詳細な分析・具体的な施策の提示
・提言の数字による裏付け
・事業意識
☆まとめると、面白くて、説得力があり、夢があるプラン!
→これらは、ビジネスプランでも同様
さらに・・・
→これって、就職活動でも同様
個性、具体性、数字の明示、ビジョン・夢
「東京大学大学院のの佐藤です」よりも、「マイケル佐藤です」
「バイトで営業やってました」よりも、「営業で三ヶ月で5件の新規顧客を開拓し
ました」等々
(2)-4.改善点は?
飯塚社長「現実のビジネスとは距離がある」
→これを埋めるヒントを学びましょう!
(3)ビジネスプランに向けて
(3)-1.分析のコツ
・分解して考えること!
(3)-2.フレームワーク
具体的ツール:3C、4P、因数分析、ツリー、水漏れ分析、AIDMA分析
①3C×4Pのマトリックスでビジネスプランの概要を固める
・復習
3C:Company、Customer、Competitor
4P:Price、Product、Promotion、Place
②因数分解で売上の構成要素を考える
売上=顧客数×購買数等
例1:携帯向けチップ
売上=顧客数×購買額
例2:モーニングコール
売上=顧客数×購買額×使用頻度
☆コントロール可能な要素を明確化する
■問題
カラオケ店の売上UPの要素は?
■回答例
売上=顧客数×1時間あたりの購買額×一回あたりの利用時間×一人あたりの利
用頻度
③ツリーを使って打ち手を考える
Step1:要素を分解する
Step2:要素ごとの打ち手を考える
※分析の切り口はいろいろある
例1:新規顧客・既存顧客
例2:平日・休日
例3:男性・女性
■問題
カラオケ店の売上アップの施策をツリーを使って考えてみよう!
目的:売上を増やす
要素:顧客数アップ、購買額アップ、利用時間アップ、来店頻度アップ
詳細要素:?
打ち手:?
■学生からの回答
生徒:顧客を若年・青年・中年・老年に分け、中年や老年の利用が少ないだろう
から中年や老年向けのサービスを考える
生徒:1時間あたりの購買額(CDを売るなど新しいサービスを考える)
(スゲーいいと思うんっすよ!)
事例の紹介:WEBサイトの利用者数を増やす
☆数字に落とし込むことが重要!
Q:数字はどこから取ってくる?
A:サンプリングで取ってくる。詳しい数字じゃなくてもいい。
A:ツリーは補足。組み合わせで使っていく(立岩先生)
Q:アンケート、とってもらいやすいコツは?
A:景品とかもあるが、好意的な解になりやすい傾向がある。
④水漏れ分析で課題を明確化する
例:XX病薬の販売経路
患者数→診断を受ける→XX病と判定→薬物治療を選択→特定カテゴリーを選択
→A社の製品を選択
☆顧客をどこで逃しているかを把握!
⑤AIDMA分析で、施策を考える
A:Attention
I:Interest
D:Desire
M:Memory
A:Action
☆数字に落とし込んで、重要箇所を明確化もできる!
Q1:切り口の選択が難しいのでは?
A:ビジネスプランのコア部分が浮き彫りに
なる切り口で
Q2:⑤もアンケートで調査するのですか?
A:それもあるけど、資料請求の数、PV、クリック数等でも可
(3)-3.現実性強化のコツ
・現場の声を聞く(定性情報)
・数字で検証する(定量情報)
①ヒアリングをする際には
・質問相手(企業)について、最低限事前調査
・必ず質問を準備
・仮説を用意する
・終わった後は必ずお礼メールを
※仮説やアイデアを持ってヒアリングすると回答する人のコミットも変わってくる。
※質問相手の時間を取っている。相手にも何か情報を。
これって、MTGも同様かな?(柴田先生)
・準備をしてくる
・終わったときに励ましあう、MTGでもね。
(4)宿題
1.ビジネスプランのアイディア決め
2.顧客・競合・業界関係者へのヒアリング計画作成
3.顧客・競合基礎調査
(監修:荻原 文:TAK岡、てらきよ 写真:かねきよ/Blogサポーター)
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